ベビーリーフ収穫機械 「ハーベスター」
ベビーリーフ、リーフレタスの収穫機械をご紹介いたします。効率の悪いお茶の刈り取り機を使っているかたは、是非ご検討ください。 米国でのデモ、農場ツアー、野菜ビジネスの肌で感じる体験していただけます。
毎日、満杯に積んだ大型トラック4000台が、カリフォルニア州サリーナスから東海岸に向けて出発します。 半端ではない規模です。ただただ、驚く限りです。それなのに、小型の収穫機械を作った会社があります。サットン社長考案のこの収穫機械は、アメリカでも東海岸の小さな農場には大好評です。
ご連絡をいただければ、製造元のサットン社長にご紹介いたします。
製造元情報
製品名: ハーベスター(HarveStar)
製造/販売元: Sutton Agricultural Enterprises, Inc.
社長: ボブ・サットン(Bob Sutton)
所在地: 米国カリフォルニア州サーリーナス
746 Vertin Avenue Salinas, California 93901 USA
TEL+1-866-280-6229 or +1-831-422-9693
FAX +1-800-482-4240 or +1-831-422-4201
HarveStar
Source: Sutton Agricultual Enteprises, Inc.
製品情報
価格:約11,000ドル(90万円)
取扱説明書
特徴:ボディーはすべてステンレスとアルミ溶接でできているため、軽量強靭で錆びません。手押しで刈り取りを行うようにできています。人力ですので車輪の駆動はありません。 小型軽量なため、日本のハウスでの使用に適しています。電動の刈り取り用のブレードとベルトコンベア用にバッテリーを搭載しています。
収穫量: 40kg/分 (スピニッチを使ってオズスペックによる実測)ただし、収穫したスピニッチでコンテナがすぐに一杯になるため、この収穫スピードで連続的に行うには数人が必要です。
収穫試運転
スピニッチを使って実験しました。試験用で使わせもらえる畑は、以前に一度刈り取りが行われたスピニッチ畑です。前回の刈残しが残っていたりして、 ベビーリーフとしては最高とはいえませんが、この地域特有の土壌で、がっちりと固くしまった土質のため綺麗に平面がでていて、機械刈には適した条件でした。
写真1
収穫機械を4人でトラックから下ろし、畑に置いたところです。2輪タイヤは移動するために使用します。収穫をする際にはレバーで車輪を浮かし、 車輪は使用しません。畑に接するのは前後にあるPVC製のドラム車輪(白色)です。
写真2
早速、試運転、車輪は上がり、2つのPVCドラムが接地している状態です。 赤い取っ手のレバーは車輪持ち上げ用です。刈り取りされたベビーリーフはブルー・コンテナにベルトコンベアで運ばれます。すぐに一杯になるので、コンテナの取替えが頻繁に必要です。
写真3
ブレード位置調整のための試し刈りをしているところです。
写真4
ブレードの位置が高すぎたので、調整ノブを回して下げているところです。
写真5
再度試し刈り
写真6
かなり地面に近い位置で刈ることができました。刈り跡をみると調整前と調整後との違いがわかるかとおもいます。
写真7
かなり綺麗に刈ることができました。
写真8
あっという間にベビーリーフを刈ってしまいます。
レタス収穫機械として使用する場合
カットする刃には2種あり、レタスのように地面にかなり近くまたは地面下から切る場合には、下の写真のタイプを使用することになります。(このタイプの刃で、ベビーリーフのスピニッチを刈った写真を、ここでは使っているいますが、これはあくまでも撮影のためです。実際はレタス刈用です。)
レタス用(上)
ベビーリーフ用(下)
補足1 サリーナスで見た畑でつくるミックスレタス
刈り取ったらそのままミックスレタスになります。
補足2 ベビーリーフ大生産者 「リバーランチ」
ポパイとオリーブの権利も買い取ったようです。